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ボデーショップタカタ

公開練習にて転倒からの復活

『EP82スターレットのフロントガラスありませんか??』

テクニックステージタカタでは全日本学生ダートトライアル選手権の公開練習が行われており

このフレーズを聞いたスタッフは一瞬で何が起きたか理解する。

このような時、100パーセント持っていないだろうとわかっていながら、

近隣にある車のガラスを取り扱っている業者へ聞いてみるのだが、やはり無い。

思いつく限りの中古部品の取り扱い業者に当たってみるも即答で『ないです』、

最後には『EP82って何ですか?』という業者もいる次第(古い車なので・・)

近くで車ごとでも持っている方がいないか、ツイッターでつぶやいたりして探していると

昔のダートトライアル車両が見つかる。

そこからは人海戦術。BST若手スタッフ総動員し、割れたガラスを外す者、使用するガラスを車から外す者、

ミニバックホーにフックを付けてピラーを引っ張ったりポートパワーを使ってみたり、

まぁ普通の人で考えつかないような方法で元の形に近づけていく。

競技のルールで、フロントガラスは割れていてはいけないという項目があるので

とにかくその日のうちに直す必要があった。

『フロントガラスありませんか』からおよそ2時間。作業は完了。

どうにか走れる形にまでなった。

写真(下)は大会当日の様子。

痛々しいが、何とか走行する事ができたようだ。

過去にも、大抵同じような事が起きている。

『フロントガラスはありませんか?』

『ドライブシャフトはありませんか?』

『溶接してもらえませんか』

しまいには

『エンジンありませんか』だ。

それでも何とか対応してこれたように思う。

レアな車種なので無駄になるかもしれないが、

次回からはある程度こちらもフロントガラスくらいはストックしておく必要があるのかと考えている。