TSタカタサーキット
ウェット路面の日が多い今年の12月ですが…
投稿日:2020.12.24
楽しみ方や目的が多いのもウェットなのかもしれません。
もちろん速く走るための練習という目的がひとつあります。
実際にドライで速く走る方も、
始めた頃はウェットで練習されていたとよく話されていますし、
ウェットで走り込んだ次のドライ路面では
毎回タイムが上がるというのもよく聞きます。
これはドライビングテクニックが磨かれる(車を知る)というのが第一にあると思いますが、
サーキットによって違う「路面を知る」のもウェットの日は最適だと思っています。
新舗装から数年経つと、どうしても路面にうねりが出てきますし
水が溜まる箇所も出てきてしまいます。
一枚目の晴れているときにはわからない路面の状態が、車内から一目でわかります。
乾いているときに生かせることもあるのではないでしょうか。
真っ平らな路上の方がタイヤとの接地面が多いのでグリップするはずですが、
こちらの図のようにいつもの走行ライン(左のタイヤ)がうねっているかも…。
そうするとタイヤと路面に隙間ができ、ロスしている気がします。
少し走行ラインを変えてみると変化があるかもしれません。
ちょっとした気づきがウェットでは多いのです。
今現在、タイヤが接地しないほどの箇所はありませんが
路面は常に変化していきます。
気候や湿度等によっても同じ状態がないのが面白いですね。
また、モータスポーツや遊ぶこと以外に
普段公道で走るために生かせることもたくさんあります。
日本は平均30%以上が雨の日というデータがあります。
イメージ以上に公道でも路面が濡れていることが多いんですね。
目的はたくさんあります。
安全を守るための商品開発やテスト、
ご自身を守るために「運転を知る」こと、
おすすめの車を多くの人に乗ってもらいたいから
その車を知ろうと思えば、やはり雨の日30%は見逃せません。
この先、車社会は大きく変化していくと思いますが、
その時々で何かに有効に使っていただきたいですね。
さて、明日は定休日となりますので、今年も残すところ三日間のみです。
2020年の締めくくりに、気持ち良い自然の中で思い切り走りましょう!!